こんにちは院長の柳沢です。
今日は、あいにくのどんよりした雨模様ですね。明日は娘の体育祭ですが、早めに雨があがって娘の走り姿でも見たいと思っています。
さて、今日は少し漢方のお話です。
炎症性の触って痛々しいニキビには内服が有効ですので、抗生剤の内服を処方したりします。(数ある抗生剤の中で、学会でも推奨されているルリッドが効果が高く、これを選んでいます。)しかし、抗生剤というものは長期に処方ができないため、落ち着いているときには外用剤や漢方で様子をみます。漢方にも様々あり、状態によって処方を行いますが、炎症性には十味敗毒湯が有効です。同じ漢方の名前でも中に含まれている生薬が異なる場合があります。
今回勉強させてもらったのは桜皮という生薬で、名前の通り桜の皮に含まれます。この桜皮は、男性ホルモン(アンドロゲン)の増加を抑え、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を亢進させるという作用があります。これによって皮脂の分泌を抑えニキビの産生促進を抑制すると考えられています。
現在、数名のスタッフに飲んでもらっており、院内でも効果を評価し、院内でも処方してまいります。