AGA(Androgenetic Alopecia)とは「男性型脱毛症」
という意味で、男性ホルモンと遺伝が関連した脱毛症のことを指します。AGAにおける脱毛は、男性ホルモン受容体が広く分布する頭頂部と前頭部に脱毛症状が現われるのが特徴です。前頭部の髪の生え際がM字型、または頭頂部がO型に薄くなり、その範囲が徐々に広がっていきます。
20代後半から40後半に多く見られ、何もせずに放っておくと髪の毛は減り続け、徐々に薄くなります。
AGAは進行性ですので早めのケアが大切です。
男性ホルモン「テストステロン」は筋肉の増大・闘争本能促進・体毛増加など、心身の男性的な部分に作用するホルモンですが、「テストステロン」が減少すると男性ホルモンを補うために「5αリダクーゼ」という酵素がせっせと働いてDHTを生成します。
しかしDHTが増えると男性らしさは維持できますが毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させる作用があり、頭髪への栄養補給をストップしてしまいます。栄養が行き届かなくなった毛髪は充分に成長する前に抜け落ちてしまい、細く短い髪の割合が増え薄毛が目立つようになります。
毛髪には『成長期』『退行期』『休止期』というサイクルがあります。1本1本の毛に寿命があり、男性の場合は2~5年、女性の場合は4~6年で、このサイクルを繰り返しています。毛髪は、生え変わることで髪をより良い状態に保とうとしますが、頭皮の状態が悪くなると、毛周期のバランスが崩れて、薄毛や抜け毛の原因となります。毛周期を正常な状態に保つには、毛髪が成長する環境を整える意味で非常に重要です。
正常なヘアサイクルでは毛髪が太く長く成長するのに対し、DHTの影響を受けやすい人のヘアサイクルでは、成長期に入る前に退行期が始まってしまいます。
男性ホルモンが減少する原因は主に加齢や遺伝が大きく関わりますが、近年ではストレスや生活習慣の乱れがAGAに悪影響を及ぼしていることがわかっています。AGAの進行を抑制するには、生活習慣の見直しや正しい頭皮ケアも重要です。
治療薬には内服薬と外用薬があります。内服薬は1日1回服用、最低3ヶ月は服用します。服用された方の98%でAGAの進行が認められませんでした。早く効果を得たい方には外用薬との併用をお勧めします。服用を中止すると徐々に元に戻ります。6ヵ月服用しても抜け毛の進行が遅くならない場合は、医師にご相談ください。
▲画像をクリックすると拡大します。
薄毛のご相談に対して医師が頭髪の状態を診察します。治療方針、使用する薬剤について説明します。治療効果を把握するために写真撮影を行います。処方する薬剤は、症状やご相談内容によって異なります。
内服(外用薬)を開始します。効果を実感するには最低3ヶ月の継続が必要です。
治療効果や体調の変化などを確認しながら追加の薬剤を処方しますので、2回目以降も薬剤の処方には診察が必要です。6ヶ月経過した時点で再度写真撮影を行い、治療を継続するか判断します。
デュタステリド(ザガーロのジェネリック)
1日1カプセル服用
1カプセルあたりデュタステリド0.5mg配合
30カプセル入り 9,680円(税抜8,800円)1ヶ月分
ザガーロ
1日1カプセル服用
1カプセルあたりデュタステリド0.5mg配合
30カプセル入り 12,650円(税抜11,500円)1ヶ月分
ドットヘアタブレット 男性用
1日2錠服用
2錠あたりフィナステリド1.3mg、ミノキシジル5mg配合
60錠入り 10,780円(税抜9,800円)1ヶ月分
ドットヘアリキッド 男性用
照射後のほてり、発赤は出ますが、ほとんど当日に引きます。気になる場合は保冷剤などで冷やしてください。
微小な黒い反応が出ますが自然に脱落します。一時的に水疱、色素沈着が起こる場合があります。
成人男性のみ服用できます。 女性には効果が認められていません。妊婦、妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人は服用しないでください。(妊娠中の婦人が本剤を服用すると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。)国内で実施された臨床試験(1年間)において、4.0%(276例中11例)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められています。主な症状は性欲減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)等でした。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに、食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。