アートメイクとは、皮膚の表面から0.02~0.03mmくらいのごく浅いポイントに専用の針を使って色素を入れる、汗や水では落ちないメイクのことです。
皮膚の浅い部分に色素を入れるので、時間が経過するとともに少しずつ薄くなっていきます。肌質や年齢、代謝のスピードにより個人差はありますが、2~3年程かけて徐々に薄くなっていきます。しかし完全には消えませんので流行を追いすぎるような極端なデザインはお勧めできません。
因みにタトゥーの場合は皮膚から2mm程度の深いところに色素を入れるため、通常の新陳代謝では薄くなりません。
アートメイクの色素を美しく定着させるには2回の施術が必要です。
体には異物を排出する働きがあるため、初めての施術では色素がしっかり定着しません。
肌質やアフターケアで個人差がありますが、2~3回の施術で希望の濃さに仕上がります。
1回目の施術では控えめに施術し、気になる部分は2回目の施術でより理想に近い色や形に仕上げます。
アートメイクは、医師、もしくは医師の指導を受けた看護師しか、施術することができません。
平成13年11月8日、厚生労働省より、「針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為」は、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する、という通知が出されています。アートメイクもこれに該当します。
アイメディクリニックでは、しっかりとした衛生管理を行い、医師による指導の下で看護師が施術を行っています。
アートメークの技法は2D(パウダー)、3D(毛並み)、4D(毛並み+パウダー)を採用しています。
従来の技法はデザインの内側を塗りつぶしていたため仕上がりが非常に不自然でしたが、最新の技法では1本1本を手描きするため、立体的で本物の眉のように仕上がります。
希望の色を定着させるために唇のくすみを取る必要があります。1回目の施術ではオレンジ系の色素を入れ、唇の色を明るくします。2回目の施術で希望の色に近づけていきます。
リップアートは粘膜に色素を入れるため、必要に応じて抗ヘルペス外用薬、抗生剤の軟膏、痛み止めの内服薬を処方します。
目の下のホクロは可愛らしさ、口元のホクロはセクシーさをプラスするなど、ホクロ1つで顔の印象はガラリと変わります。さらにイメージチェンジだけではなく、人相学による開運を目的にホクロアートを希望する方も増えています。
一度の施術で2つまで(3mm以内)施術可能です。
マシンでまつ毛の生え際に色素を入れます。アイラインアートは睫毛が濃く、目がパッチリして大きく見えます。今後のメイクの流行やご自身の瞼の変化などを考慮して自然に見えるデザインをご提案。ナチュラルなラインでも目元にメリハリが出て、華やかで若々しい印象になります。
眉のカットやシェービングはせずに、普段どおりにメイクをしてご来院ください。
眉の脱色は1週間前まで、ピーリングやボトックス、ヒアルロン酸の注入は1ヶ月前までに済ませて下さい。
希望のデザインや色を伺います。適応を確認し、リスク、アフターケアについて説明します。
麻酔クリームを使用します。専用の針で色素を入れていきます。
所要時間は眉毛の場合3時間ほどです。
術後はひりつきや熱感がありますが数時間で治まります。
1週間は感染症の予防と色抜けを防ぐため、患部を触ったり濡らさないようにしてください。
専用のクリームで十分に保湿を行い施術部位周辺はメイクを控えてください。
2回目の施術は、1回目の施術から1ヶ月半~2ヶ月ほど期間を空けて行います。
次のような方は施術をお断りする場合があります。施術前に医師にご相談ください。金属アレルギー、妊娠中、授乳中、ケロイド体質、血液の感染症がある方、皮膚の悪性疾患が疑われる場合、てんかん発作の既往など。