映画『こはく』を観てきました。
街のあちこちでポスターを見かけますが、ちょびっとあらすじと感想を。
監督は佐世保出身の横尾初喜(よこおはつき)さんです。奥様は〝えんくみ〟こと遠藤久美子さんで、作品にも主人公の奥様役として登場します。
主人公は中年の兄弟で、主人公たちの実家がある佐世保市と、現在弟が住んでいる長崎市が物語の舞台です。撮影もオール長崎ロケで行われたそうですよ。
見どころは、いつも見ている風景がスクリーンに登場するところ。いつの間に四ヶ町商店街で撮影したんだろ~って思うくらい、たくさん出てきます。
撮影やエキストラ募集の情報など全く知らなかったので、けっこうガッカリしました。りき〇け薬局とか、ジンギスカンの店とか八百屋のだん〇んとか、目と鼻の先なのに!!
私も参加したかったな~。佐世保暮らしでは滅多に経験できることじゃないので羨ましかったです。
ただ、ちょっとエキストラ多すぎ(笑)
それと御船・金比良小学校出身の方だと、子供のころ遊んだ神社や空き地、高台から見下ろす港の景色とか、懐かしくて興奮するらしいです。(主人談)
あとは、アキラ100%の演技ですね。一緒に観ていた主人とその友人が、エンドロールを見て一言、
『アキラとかいつ出とった?』 って、え---------!!!!
最初から最後まで、ずーっと出てましたよ。兄ちゃんがアキラですよ。
確かに別人みたいだったけど。ふだん裸芸をしている人とは思えない感動する演技でした。
出演者の方の佐世保弁も完璧でした。分かりやすくしようとして良くある不自然さが全くなかったです。
作品は特にワクワクしたり華があるわけじゃないんですけど、ジーンと心にしみるものがあります。
どこの土地のどこにでもあるような、そんな話です。
それなのに見入ってしまうのは中年ゆえか、佐世保愛なのか・・・。
ちなみに昨年公開された『坂道のアポロン』も佐世保が舞台の映画で、佐世保出身の小玉ユキさんの漫画が原作です。1960年代(と思う)の佐世保で、ジャズに夢中になる高校生の青春ドラマで、コチラもお勧めですよ。
今回の担当は I でした。